再生可能エネルギーとカーボンニュートラルは関係あるの?

最終更新日:2021/08/02

エネルギー起源CO2の排出量を考える際の指標として、「エネルギー消費量」と「CO2排出原単位」があります。「エネルギー消費量」はその名の通り、エネルギーをどれだけ使用するのかという意味です。
一方、「CO2排出原単位」とは、燃料を燃焼したり電気や熱を使用するなど、ある一定量のエネルギーを使用する際に、どのくらいのCO2が排出されるかを示すものです。燃料を燃焼したり電気や熱を使用したりすることで排出される「エネルギー起源CO2」は、以下の式で表されます。

エネルギー起源CO2の排出量=CO2排出原単位×エネルギー消費量




出典)第3回 グリーンイノベーション戦略推進会議


上の図でいうと、縦軸のCO2排出原単位と、横軸のエネルギー消費量をかけ合わせたもの(つまり、面積に該当するもの)が「エネルギー起源CO2の排出量」になります。カーボンニュートラルを達成するためには、「CO2排出原単位」と「エネルギー消費量」を低減し、この面積をゼロにしていく必要があります。
再生可能エネルギー(再エネ)では「電源(電気をつくる方法)」の非化石化をすすめることにより「CO2排出原単位の低減」に寄与することにつながります。

引用HP:資源エネルギー庁カーボンニュートラルって何ですか?(後編)

低炭素社会から脱炭素社会へ「CO2の見える化」