岡山県 経営革新計画 承認事業 2017.05.08承認
リスクアセスメントとは
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674の化学物質について、これらを取り扱う作業が、作業者に対して健康上の影響がないかどうかを判定することを「リスクアセスメント」といい、2016年6月より義務付けられました。674物質を製造あるいは取り扱うすべての事業者に対して、そこで働く労働者の安全や健康に害を及ぼす恐れがないか、調査しリスク低減措置を検討・実施し、労働者へ周知しましょうというものです。
対象となる物質 | 発がん性や神経障害、皮膚障害など、人に対して有害性を持つことが分かっている物質 |
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労働安全衛生法改正の概要
8種類の禁止物質と個別に管理方法が定められた122種類の化学物質が、特別規則による規制の対象でしたが、2016年6月より、SDS(安全データシート)交付義務のある化学物質のすべてが対象となりました。
※2016年6月施行時は640物質であったが、2021年1月現在、改正後の労働安全衛生法執行令別表第9及び別表第3第1号の物質数(号の数)は674物質となりました。

リスクアセスメントの方法
リスクアセスメントには、いくつかの種類があり、作業の実態に応じて適した方法を選んでください。
個人暴露濃度測定
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作業者の呼吸域付近の有害物の濃度を測定する方法
作業者の呼吸域付近に測定器を装着し、作業時間中(1日8時間)に、ばく露する有害物の濃度を測定し、その濃度の大きさによりリスクを判定します。
当社おすすめの方法です -
コントロールバンディング・Create Simple
・ 実際に測定を行わずにリスクを推測する方法で、厚生労働省が「職場のあんぜんサイト」で提供しています。
・ 化学物質の有害性の種類とその程度、取扱量や性状などの情報を入力することで、リスク判定ができます。
・ 簡単にリスクの判定ができますが、実際よりもリスクが高く評価される傾向にあります。
・ 新たな資材を検討する場合、相対的なリスクの比較ができるため、有効な方法です。
・ 化学物質の有害性の種類とその程度、取扱量や性状などの情報を入力することで、リスク判定ができます。
・ 簡単にリスクの判定ができますが、実際よりもリスクが高く評価される傾向にあります。
・ 新たな資材を検討する場合、相対的なリスクの比較ができるため、有効な方法です。
サンキョウ-エンビックスの
サポートの流れ
当社では、職場改善コンサルティングとして、ばく露の状況を「見える化」した結果より、対応策について具体的に提案し、実行を支援します。
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サンキョウ-エンビックスのコンサルタント
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職場で取り扱う化学物質の危険・有害性を特定SDSより、リスクアセスメントの対象の特定、危険・有害性の特定をサポートします。
特定された危険・有害性ごとのリスクの見積り作業場所や作業実態に応じて、リスクの見積り方法をご提案します。
定性:コントロール・バンディング法、Create Simple法(厚労省)
定量:個人暴露濃度測定、作業環境測定等
優先度の設定及びリスク低減措置の検討作業方法の改善や環境改善設備の導入(設計・施工)などを提案します。
リスク低減措置の実施・労働者への周知リスク低減措置の効果を確認します。また、従業員への周知教育をサポートします。
当社では「労働衛生コンサルタント」と「作業環境測定士」を取得しているスタッフがいるため、幅広い職場改善コンサルティングから作業環境測定まで、一貫して専門スタッフが行います。
お客様の快適な職場環境の維持・改善へのお手伝いをいたします。
お客様の快適な職場環境の維持・改善へのお手伝いをいたします。
労働衛生コンサルタント 1名在籍
労働安全衛生法に基づく国家試験で、職場環境の向上を図るため、事業場の衛生についての診断及び指導を行う者。作業環境測定士 6名在籍
労働者が働く作業環境中に、様々な化学物質、粉じん等の有害物質や、騒音、振動、放射線、有害光線、高湿度等の物理的要因がどれだけあるかを測定し、評価する仕事が作業環境測定です。国家資格である作業環境測定士は、鉛や放射性物質、有機溶剤や鉱物の粉塵などが発生したり、それらを取り扱ったりする指定作業場の環境測定の業務を行います。