「環境に優しい」とか、「環境負荷を下げる」とかいうけど・・・?

最終更新日:2017/09/01

環境は、人間が活動していく周りの自然界から与えられた条件であり、かなりの許容量(余裕)を持っていますが、人間の活動が大規模になり、その許容量を超えて影響を与えるような何かを行うと、その反動が必ず生じます。
そして一度環境が破壊されたりすると、それを元の状態に戻すには非常に大変な労力、時間、コストがかるため、環境を維持することが大切なのです。
「環境に優しい」という言葉もテレビなどでよく耳にしますが、正確に補うと、「人間が何らかの活動をしていくときに、自然界に対して何らかの影響を与えるが、その影響度が低い」ということです。
それを環境側から見たときに「環境負荷が低い」となります。
先に触れたように人間社会を取り巻く環境(自然環境)はかなりの許容量をもっていますが、限界があり、それを超えると、様々な問題が一気に顕在化します。
そのような人間の活動は、環境にとって負荷以外のなにものでもありません。
このため「環境負荷が低い」などという言い方をするのです。
人間がより良い社会生活を未来にわたって継続的に続けていくためには、人間社会を取り巻く自然環境に対してできるだけ負荷をかけない方法を模索・実行し、さらには既にかけてしまった環境負荷を下げるような努力を行うことが必要です。