「再生可能エネルギー」って何?

最終更新日:2017/09/01

「再生可能エネルギー」を一言で説明すると、自然界に存在する繰り返し起こる現象に由来したり、消費しても再生されるエネルギーやエネルギー源のことを指します。
これに対して天然ガスや石油、石炭などのいわゆる化石燃料、核燃料として自然界に存在するウランは、数百万年から数億年以上の時間を経て形成され、使用すると自然界から減ってしまうため「枯渇性エネルギー」と呼ばれています。
再生可能エネルギーには、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマス、温度差などを利用したエネルギーがあり、これらは自然界のエネルギーやエネルギー源を利用するため、「自然エネルギー」と同義語として扱われることもあります。

また、廃棄物を焼却する際に発生する廃熱を利用するなどの「リサイクルエネルギー」を含める場合もあり、資源エネルギー庁では、これらの「技術的に実用化段階に達しつつある」環境負荷の小さいエネルギーを「新エネルギー」と定義し、普及を支援しています。
半永久的に利用できる再生可能エネルギーは、石油のように枯渇の心配がないので、エネルギー問題の観点からも、また温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を発生しない、あるいは地表に既に存在している以上にCO2を排出しないエネルギーとして地球温暖化対策の側面からも、「化石燃料(主に石油)の代替エネルギー」として大きく期待されています。