換気扇やダクトから、気になる臭いがするのだが規制があるのか?
規制対象です。
規制方法は各自治体により異なります。具体的には特定悪臭物質規制か臭気指数(においそのもの強さ)規制かで変わります。特に臭気指数規制になると、排出出口(高さ、排出口径)以外にも、事業所内の建家及び位置関係までの情報が必要になり、かなり複雑になりますので、一度ご相談下さい。
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試験水からの異臭がスクラバー処理後にも残る。このにおいの原因をつきとめたい。
事例1:A社(設備メーカー)からの問い合わせ。
A社と打ち合わせを行った結果、有機物の発生が予測できたため加熱脱着装置(ATD)GC/MSを使用し調査を進めました。まず、試験水を加熱してガスを発生させ、発生したガスを捕集してGC/MS(ATD)にて分析実施します。その結果、17種類の物質が検出され、最も大きいピークはブタノールと判定されました。ブタノールは嗅覚閾値が低く、低濃度でもにおいが感じられる物質です。この為、ブタノールがにおいの原因の一つであると判断いたしました。
※嗅覚閾値とは何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度のことです。
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悪臭濃度、臭気指数とは?
臭気濃度とは、試料ガスをにおいが感じられなくなるまで無臭空気で希釈したときの希釈倍率で、臭気指数とは、人間の嗅覚の感覚量に対応させるため、希釈倍率を対数で表した尺度です。
臭気指数 = 10 ×Log( 臭気濃度 )
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