産業機械工場における臭気対策

最終更新日:2017/09/05

工場内から発生する特異な臭いを対策したい!

  • 工場内から発生する特異な臭いを対策したい!
  • 相談内容
    工場内の焼成炉から発生する特異な臭いにより、周辺住民から苦情が発生する恐れがある為、対策したい。

    規模
    排気風量:約0.2m³/min × 焼成炉 17炉(自然排気)
    問題点
    高濃度・小風量の排ガスが、多数の焼成炉から排出されている。


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成分分析と状況把握
  • 排ガスの臭気成分分析

    効果的な脱臭方法を探るため、排ガスに含まれる臭気成分を分析しました。
    その結果、想定された結合剤の成分だけでなく、有機溶剤などの多数の臭気成分が含まれていることがわかりました。
  • 施設稼働による臭気の変化

    調査を進める中で、対象施設は焼成の温度上昇とともに、ある一定の温度帯で最も臭気が強くなることがわかりました。臭気の対策をする上で、臭いが最も強い状態を把握することはとても重要です。


脱臭方法、脱臭剤の提案
  • 脱臭方法、脱臭剤の提案
  • 吹き出し上
    工場内から発生する特異な臭いを対策したい! ・活性炭を脱臭剤とした活性炭吸着法
    ・脱臭装置に導入する前に清浄な空気で希釈を行う
    吹き出し下
臭気分析の結果・実排ガスを使用した脱臭テストをもとに、脱臭方法を検討しました。
今回、効果及びコストを考慮し、活性炭(石炭とやしがらの無添着炭)を脱臭剤とした活性炭吸着法を採用しました。
また、原臭が高濃度・少風量であったため、脱臭装置に導入する前に清浄な空気で希釈を行うこととしました。これにより脱臭設備への負担を軽減させ、脱臭剤の寿命を延ばすことができます。

臭気対策実施の結果
臭気指数は目標値以下を達成しました

脱臭装置導入後、排出口の臭気指数は目標値以下を達成しました。
その後も継続して臭気指数のモニタリングをおこない、脱臭剤の交換時期の検討に役立てています。
設置した脱臭装置
型式 測定位置(地上高) 処理方式 活性炭吸着法
処理風量 立型単層直入式 脱臭剤 活性炭

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