堆肥って何?
最終更新日:2017/09/01
堆肥とは、落ち葉などを自然に腐敗発酵させて作った肥料のことです。
有機質は適当な湿度と温度、空気(酸素)があると好気性微生物の作用によって発酵分解して植物などに吸収されやすい状態になります。
そうした自然界の法則を利用し、作物の残滓・落葉・枝・野草・厨芥などを農地の片隅に積み上げ、腐敗醗酵させて得られた有機肥料は、耕作農家にとっては貴重な自給肥料となりました。
肥料成分は一定ではありませんが、厩肥とともに古くから使われてきた肥料のひとつで、播種や移植前に元肥として施します。
堆肥は、土壌を柔らかくし土壌中の微生物の活動を活発にするため有機農業には必須で、土壌改良剤としての効果が大きく、化学肥料に較べて地力を維持培養する点で優れ、地下水を汚染することも少ないです。
最近では生ごみを発酵させて堆肥にする技術が注目されています。
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