工場内の正体不明の液体の調査


工場内で発見された正体不明の液体を特定したい!

  • 工場内で発見された正体不明の液体を特定したい!
  • 相談内容
    工場内から正体不明の青い液体が発見された。
    保管中の安全性確認、廃棄にあたり正体が何者か調べて欲しい。
    このまま捨てていいのだろうか。


    問題点
    工場内での簡易検査の結果、強酸性物質(pH=0)と判明。
    イオンクロマトグラフにて酸の正体は判別可能。
    完全な内容成分の確認は出来ないが、主成分は判断できると思われた。



工場内で発見された正体不明の液体を特定したい!サンキョウ-エンビックスの
成分調査


成分の特定
  • 成分調査
  • 吹き出し上
    ・イオンクロマトグラフ法を用いての主成分である酸の種類の特定。
     酸性であり、金属成分濃度が高いと予測された。

    ・ICP発光分光分析法を用いて有害重金属類が含まれていないか
     金属25種の溶液中濃度の測定。
    吹き出し下



測定の結果
  • 主成分の特定に成功。重金属類の検出は認められなかった。
    主成分はリン酸であった。リン酸58%の液体。
    溶解金属はアルミニウムとホウ素が10mg/L以上の濃度で検出されたが、重金属類の検出は認められなかった。
    「正体はリン酸の液体で、有害金属なし」
  • 成分調査結果



  • 結論
  • 「廃酸」の分類として処分可能な物質であると判明しました。取扱いに注意して、
    廃棄していただきました。


今回使用した分析装置


  • イオンクロマトグラフ
    イオンクロマトグラフ
    液体クロマトグラフの一種で、陰イオン(塩化物イオン、硝酸イオン、硫酸イオン等)、陽イオン(アンモニウムイオン、ナトリウムイオン等)が測定できます。
    当社では、主に排ガス中のSOX、NOX測定に使用されています。
  • ICP発光光度分析装置(ICP-OES)
    ICP発光光度分析装置(ICP-OES)
    ICP-OESは金属成分を測定する分析機器です。項目としてはカドミウム、鉛、クロム、鉄、亜鉛などの様々な重金属類を同時に測定することが可能です。
    また、当社では水素化物発生の前処理装置を導入しており、ヒ素、セレン等も高感度で分析可能です。




排水分析 詳細はコチラ