ライフサイクルアセスメント(LCA)とは?

最終更新日:2019/12/07

ライフサイクルアセスメント(LCA)は、原材料の採掘、加工、製造、物流、消費、再利用、リサイクル、廃棄処理の一連の過程、いうならば製品について“ゆりかごから墓場まで”のライフサイクル全体を通じて投入されるエネルギー量や材料の使用量、排出される二酸化炭素や環境汚染物質などを算出し、環境への負荷を把握する手法です。
たとえば、冷蔵庫を例に取ると、銅鉱石や鉄鉱石、アルミニウムの原料となるボーキサイト等の採掘にはじまり、原材料となる鉱石の輸入、鉄やアルミの生産、部品製造、組み立て、商品の販売店への搬送、消費者が使用しているときのエネルギー使用、使い終わったときに販売店に引き取られリサイクルされて残りが廃棄されるまでの、全ライフサイクルがLCAの対象となります。