ディーゼル排気微粒子って何?

最終更新日:2017/09/01

ディーゼル排気微粒子とはディーゼルエンジンから排出される微粒子で、DEPとも略称されています。
「ディーゼル排気粒子」と呼ばれることもあります。
ベンツピレンなどの発ガン性物質が含まれ、それに加えてぜん息などのアレルギー疾患との関係も指摘されています。
炭素と灰分から成る固体粒子の集合であり、未燃燃料、潤滑油、不完全燃焼生成物、熱分解生成物などが含まれます。
また、燃料中の硫黄分の一部がSO3まで酸化して硫酸や硫酸塩の形で粒子状物質の中に存在しています。
その質量の大部分は粒径0.1~0.3μmの範囲です。
2002年3月の「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会平成13年度報告」によれば、健康リスクの評価のまとめとして「これまでの知見を総合的に判断して、ディーゼル排気微粒子の人に対する発がん性は強く示唆されていると考える。」と結論づけられています。
弊社では、大気汚染防止条例に基ずくディーゼル発電機のばい煙測定も行なっております。